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不安定型愛着スタイルが原因のもの

お酒やたばこへの依存は愛着障害が一因|安全基地の代わりに安心感を得るため

【以前より当サイトを閲覧されている皆様へ】2020.3.7
当サイトで掲載していた「児童発達支援に関する記事全て(2つ)」にて、

・「『愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもをどう理解し、どう支援するか? アセスメントと具体的支援のポイント51』米澤好史 福村出版」
・「『愛着障害・社交障害・発達障害への「愛情の器」モデルによる支援の展開と意義―愛着修復プ
ログラムと感情コントロール支援プログラムの提案―』米澤好史 和歌山大学教育学部心理学教室」

の参考文献より、著作権上不適切な扱いをしておりました。権利者の方よりご連絡をいただき、該当記事は削除いたしました。

閲覧者の方には不適当な記事をご覧にいれてしまいました。大変申し訳ございません。

当ウェブサイトが行う、愛着についての医療・福祉・教育情報提供に関するコメント、参考文献一覧です。

お酒やたばこといったものの依存には、愛着障害が一因になっていると考えられる。

症状 : お酒やたばこの依存症

精神的な頼りにお酒やたばこがなる。落着きが得られる。依存症といえるものでなくても、日常的な嗜好がある。これらと愛着障害は密接に関係している。

「愛着」や「愛着スタイル」とは

まず、「愛着」とは特定の人に対する特別な結びつきのことだ。また、人格のもっとも土台の部分を形造っているものである。脳内のホルモン作用がかかわる生理学的な仕組みである。その型として愛着スタイルというものがある。それは対人関係の在り方に大きな影響を与えるものである。また愛着スタイルは人付き合いだけでなく、その人の生き方にも大きな影響を与えている。愛着スタイルについて、以下の記事で詳しく解説している。

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「愛着障害」とは?

「愛着障害」を抱えていると、対人関係や人生に課題や困難を抱えやすい。この「愛着障害」と「愛着スペクトラム障害」は同義である。愛着スペクトラム障害とは岡田 尊司 氏が提唱するものだ。愛着障害には虐待や親の養育放棄による「反応性愛着障害」がある。岡田氏はそれを狭義の愛着障害としている。そして不安定型愛着により支障を来している状態と、狭義の愛着障害を合わせて、広義の愛着障害としている。愛着スペクトラム障害のスペクトラムとは、症状が曖昧な境界を持ちながら連続していることを意味する。

・愛着障害と愛着スペクトラム障害が同義。

・愛着スペクトラム障害のスペクトラムとは、症状が曖昧な境界を持ちながら連続していることを意味する。

・狭義の愛着障害が反応性愛着障害を指す。

・広義の愛着障害は狭義のものと、不安定型愛着により支障を来している状態を指す。

愛着障害について以下の記事で詳しく説明している。

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症状と愛着障害の関係 : 愛着障害の安全基地を持てない点が、依存症にかかわっている

安全基地がないことで、安心感を得ることができない。その安心感を補うためにお酒やたばこの依存的に使用すると考えられる。安全基地があることで、安心感を得ることができる。

「安全基地」とは、いざというとき頼ることができ、守ってもらえる居場所であり、そこを安心の拠り所、心の支えとすることのできる存在である。安全基地とは、幼児が不安になったときに「ママ・パパ」と駆け寄るような相手である。幼児はそのように安全基地を頼り安心することで、また活発に行動できるのである。安全基地とは自分という存在が無条件に受け入れられる場所なのである。自分が何を感じ、何を思っているか、安心して話すことができる相手が安全基地になりえる。そのように自分が受け入れられると、自分の人生に対する主体性や責任を得ることができる。自分が大切にされることで、自分を大切にできるようになるのである。

安全基地とは生きるのに不可欠なものである。母や父といった養育者と適切な愛着を結べていれば、自分が社会に存在すること自体への安心感を得ることができる。それがない場合、安心感が不足する。「どうも安心できない感覚」とでもいえる。

症状を克服する : 安全基地を持つには?

良い安全基地の特徴である、頼ったときに安心感を与えてくれる人を見つけると、安全基地を得たといえる。自分の気持ちに共感的に応答してくれることが安全基地の重要な要素である。しかし、安全基地を持たずに大人になったといえる人ほど、安全基地をつくることが難しいといえるだろう。安全基地を持たずに生きるには、自分の気持ちに共感的な応答をしてもらうことを、捨てる必要があるからである。安全基地になるはずだった人に一種の絶望をもったため、安全基地をあきらめたといえる。安全基地をもう一度つくることは、絶望してあきらめたことにもう一度挑戦することなのだ。

パートナーや家族などが信頼できる安全基地として役割を果たしてくれることもあるだろう。そのように、身近にふさわしい人が見つからない場合は、信頼できる専門家も安全基地となってもらうのに適任である。

安全基地をつくり、その後愛着障害を克服するながれについて、以下の記事で詳しく説明している。

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結論

愛着障害を抱えていると、安全基地が持てなかったり、不安定なものしか持つことができない。よって、安全基地以外の何かに頼るしかない。それがお酒やたばこの依存症の一因になっていると考えられる。愛着障害が原因で様々な症状が発生するのである。

その愛着障害を克服するには、安全基地を持ち愛着障害を克服することが求められる。

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